マット・ハイモヴィッツ
Matt Haimovitz

卓越した才能と多様なスタイル
革新派ヴィルトゥオーゾ
1970年イスラエル生まれ。1984年13歳でメータ指揮、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとしてデビュー。1988年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンで録音を行い、センセーショナルなデビューを飾った。これまでにバレンボイム、スラットキン、ケント・ナガノ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、イギリス室内管弦楽団、ボストン交響楽団、モントリオール交響楽団など一流の楽団、指揮者と共演。師であるレナード・ローズに代わり、シューベルトの弦楽五重奏曲D.956をスターン、ミンツ、ズッカーマン、ロストロポーヴィチと共に演奏し、カーネギー・ホールに初登場した。
ハイモヴィッツの録音分野でのキャリアは、ドイツ・グラモフォン、Oxingale Recordsを通じてすでに25年以上にもなり、PENTATONEと共に立ち上げたPENTATONE OXINGALE SERIESにはBEETHOVEN, Period. (ベートーヴェン:チェロとピアノの為の作品全曲集)、ORBIT(グラス、ベリオ、リゲティ等の無伴奏チェロ作品)、J.S. バッハ無伴奏チェロ組曲(全曲)~アンナ・マグダレーナ・バッハの手稿譜に基づく~などの意欲的な作品が並ぶ。2017年には、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ等のチェロ作品およびロシアをテーマにしたジョン・レノン、プッシー・ライオット等の作品を収録したTROIKA、これに先立ちOMMからリリースされたパルティータ第2番(世界初演)を含むフィリップ・グラスの無伴奏チェロ作品集が話題となったほか、ユン・イサンの生誕100周年を記念してライヴ録音したチェロ協奏曲(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、リンツ・ブルックナー管弦楽団)も多方面から注目を集めた。2020年にはピアニスト、児玉麻里を迎えて制作した我が友、我が愛~チェロとピアノためのフランス音楽がPENTATONEより発売された。
ニューヨークのカレッジエイト・スクールで学んだ後、ジュリアード音楽院でレナード・ローズに師事、その後もロナルド・レオナルド、ヨーヨー・マに教えを受けた。1996年、ハーバード大学学士号取得。シューリッヒ音楽院(モントリオール)で次世代を担う若きチェリスト・グループのメンターを務め、マネス音楽院初となるジョン・ケージ・フェローに就任。使用楽器は1710年製マテオ・ゴフリラー。
photo: David Brendan Hall
Biography in English >>Matt Haimovitz-2020bio-Eng

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