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パトリック・ガロワ
Patrick Gallois

- France  - Flute, Conductor

フルーティスト、指揮者として世界中で活躍
フランスを代表する音楽家

フルーティスト、指揮者として輝かしい国際的なキャリアを誇る、今日のフランスを代表する音楽家の一人。

フランス北部ランセル出身。17歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ジャン=ピエール・ランパルに師事。リール国立管弦楽団の首席を経て、21歳でロリン・マゼール率いるフランス国立管弦楽団の首席となり、一躍スター・フルーティストとしての座を確立した。同団に在籍した7年の間、ピエール・ブーレーズ、小澤征爾などと多くの録音を残し、またレナード・バーンスタイン、セルジュ・チェリビダッケらからも多大な薫陶を受けた。

1984年からは、ソリストとしての活動に専念し、日本ビクターにて多くの録音を重ね、毎年に渡る日本ツアーを行う。モーツァルトの協奏曲集のアルバムでは日本でゴールドディスクを得た。その後、フルーティストとしては初のドイツ・グラモフォンとの専属契約を結び、10枚を超えるCDをリリース。さらに指揮者として新たな音楽の可能性を求め、現在はナクソスと契約を結び、40枚以上リリースされているCDのうち、25枚は指揮者としての録音である。ハイドンの初期5つの交響曲からグノーの交響曲、またマウリッツォ・カーゲル、ペトリス・ヴァスクスといった現代音楽に至るまでレパートリーは幅広く、類稀な音楽性を遺憾なく発揮している。現代音楽へも意欲的に取り組み、多くの作曲家がガロワの為に作品を捧げている。

2003年より9年間、シンフォニア・フィンランディアの芸術監督・指揮者を務めた後、現在は世界中のオーケストラへ客演を行っている。フィンランドの画家ティナ・オサラとの共演でフランク、ブルックナー、R.シュトラウス、シベリウス等のシンフォニーを演奏する、アクション・ペインティングの活動にも力を入れている。
最近では、バルセロナ交響楽団とのマスネ/バレエ音楽集、イディル・ビレット(ピアノ)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズとのモーツァルト/ピアノ協奏曲集、チェコ室内管弦楽団とのミヒャエル・ハイドン/交響曲集など次々とリリースし、音楽誌等において絶賛されている。

フルーティストとしても、パリ、ロンドン、ニューヨーク・カーネギーホールなどで定期的に演奏会を行い、2017年には弟子である瀬尾和紀との共演でメルカダンテのフルート協奏曲第2集(共演:チェコ室内管弦楽団)やW.F.バッハの二重奏曲集などを録音。

Biography in English >>Patrick Gallois-2020bio-Eng