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ダネル弦楽四重奏団
Quatuor Danel

- Belgium  - String Quartet

結成33年
躍動するアンサンブル

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【メンバー】
マルク・ダネル(ヴァイオリン)
Marc Danel
ジル・ミレ(ヴァイオリン)
Gilles Millet
ヴラッド・ボグダナス(ヴィオラ)
Vlad Bogdanas
ヨヴァン・マルコヴィッチ(チェロ)
Yovan Markovitch

1991年ベルギーのブリュッセルで結成し、2021~22年のシーズンで結成30周年を迎える。アマデウス弦楽四重奏団、ボロディン弦楽四重奏団、ベートーヴェン弦楽四重奏団等のもとで学ぶ。結成後数年で国際的に活躍の幅を広げ、93年サンクトペテルブルクのショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール第1位、94年ロンドン国際弦楽四重奏コンクール第3位、95年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクール第2位及び国際プレスの審査員特別賞を受賞。世界各地の主要なコンサートでの演奏、一連の画期的なCD録音などにより、常に世界の音楽シーンを先導する。伝統的な弦楽四重奏曲に新たな視点から生気を吹き込む演奏は各方面から称賛されている。また、リーム、ラッヘンマン、グバイドゥーリナ、デュサパン、ヴィットマン、マントヴァーニといった主要な現代作曲家とのコラボレーションも彼らの強みである。

コンサートは、ウィグモアホール(ロンドン)、シャトレ座(パリ)、コンセルトヘボウ(アムステルダム)等ヨーロッパをはじめ、北京、台北、東京、ニューヨークなど世界各地に及ぶ。クフモ(フィンランド)、ルツェルン(スイス)、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン(ドイツ)、ラ・フォル・ジュルネ(フランス)など各地のさまざまな音楽祭に招かれ演奏している。また、レイフ・オヴェ・アンスネス、アレクサンドル・メルニコフ、クレメンス・ハーゲン、マルカンドレ・アムラン等、著名な音楽家との共演も果たしている。

レパートリーは幅広く、これまでにハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチ、ヴァインベルクの弦楽四重奏曲のツィクルスに取り組んだ。2005年にリリースしたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲録音は画期的な解釈のひとつとして今なお評価されている。さらに、世界に先駆けてヴァインベルクの17の弦楽四重奏曲の録音に挑戦し、注目を集めた。2018年フランクのピアノ五重奏曲及び弦楽四重奏曲のCDを、19年にはチャイコフスキーの弦楽四重奏曲全曲及び弦楽六重奏曲、クリスティアン・アルミンク指揮ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でハルトマンのクラリネットと弦楽四重奏のための協奏曲のCDをリリース。20~21年シーズンは、ショスタコーヴィチとヴァインベルクの弦楽四重奏曲のツィクルスをアメリカ、オランダ、フランス、ドイツでおこなったほか、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のツィクルスをイスラエル、台湾、ドイツ、フランス、イギリス、オランダ各地で開催した。

若手音楽家の教育活動にも熱心で、2005年からマンチェスター大学の専属カルテットとしてセミナーやマスターコースに参加しているほか、15年からは、オランダ弦楽四重奏アカデミーでも定期的に指導に当たっている。また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、メリーランド大学、国立台北芸術大学、リヨン国立高等音楽・舞踊学校、リール音楽院などでもコースを担当。

札幌コンサートホールの招へいによる2005年9月の初来日以来、札幌では15回を超えるコンサートに出演してきた。また、釧路、東京、埼玉、新潟、福岡の各都市でも公演を行った。19年の来日時には、札幌コンサートホール委嘱作品 小山 隼平「Who Found It?」の世界初演を行い、メディアに取り上げられたほか、ロンドンでも初演される等好評を博した。

2023年から2年間の予定でウィグモアホールの専属カルテットをつとめる。

Biography in English >>Quatuor Danel-2020bio-Eng