株式会社オーパス・ワン | Opus One Co., Ltd.

リカルド・タムラ
Ricardo Tamura

- Brazil  - Tenor

メトロポリタン歌劇場、ドイツのオペラハウスを席巻
知的でドラマティック、圧倒的な美声と声量

 ブラジル・サンパウロにて、日本人とシリア-レバノン人を祖先に持つ家族に生まれた。ブラジル人として、これまでに最も活躍しているテノール歌手のひとり。レパートリーは幅広く、50を超えるメインキャストは、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語と、多岐にわたる。カヴァッリ、ヘンツェ、グノーからR.シュトラウスまで、あらゆるレパートリーを持ち、‘驚くほど伸びやかな声’‘極めて安定した、輝ける高音’などの賛辞を得ている。
 もともとは、科学者になるべく勉学に励んでいた。メトロポリタン歌劇場のソプラノ歌手リチア・アルバネーゼから将来性を見出され、ジュリアード音楽院の奨学金を得た。4年間学んだ後、チューリヒ歌劇場インターナショナル・オペラ・スタジオに移り、わずか1年で、ドイツ・カッセルにてフレッド・レイモンド『青い仮面』アルマンド・チェリーニでデビューした。
 以来、ドイツを拠点に、ヨーロッパ、アジア、アメリカ各地の劇場にて、これまで900回を超える公演に出演。2009年のアレーナ・ディ・ヴェローナでは1万8000人、2008年、ニュルンベルクの野外コンサートでは6万人の聴衆を前に歌った。
 2013年12月には、メトロポリタン歌劇場に『トスカ』カヴァラドッシでデビューし、その後もたびたび出演している。同劇場にてメインキャストを歌った初めてのブラジル人でもあった。
 S.ラドヴァノフスキー(ソプラノ)、D.ホロストフスキーやG.ガグニーゼ(バリトン)、F.フルラネット(バス)、指揮者では、J.レヴァイン、Y.ネゼ=セガン、F.ルイージ、M.アルミリアート、P.ドミンゴなどと、共演している。
 ベルリン・オペラ・アカデミーなどで教える他、チャリティ活動にも積極的で、2011年東日本大震災の際のコンサートや、長年にわたって、ドイツのUNICEFの活動にも参加している。
 日本でも、2008年名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演(プッチーニ生誕150年記念コンサート)、2016年に東京で公演など、活躍の場を更に広げている。

Biography in English >> RicardoTamura-2020bio-Eng.pdf